たった数分で単価が130%上がる方法
今回は単価のお話です。
営業の方はもちろん、士業の先生もコンサルの先生も、スモールビジネスで展開している以上、単価をより高く維持することはビジネスを成功させる大事なことですよね?
どんな商材やサービスでも、競合が存在し価格競争になるケースは多々あるかと思います。
以前よりも、お客様やクライアイント様が持っている情報量が多いので、起こることなのですが… この状況は今後ももっと進展するでしょう。
競合だけではなく、安価なクラウドのサービスが台頭してきているので、それにとって代わられてしまう可能性もあります。
そんな価格競争に勝つために価格を下げると、短期的にはそのお客様から契約を獲得できるかもしれませんが、中長期的な目線で見た場合には、自分で自分の首を絞めているのと同じ状況になります。
スモールビジネスの場合は特に、単価を維持することは絶対です。
これができないと、そもそもの事業の存続が危ぶまれます。
そうは言っても、それが出来たら苦労しないよって方が多いと思います…
単価のことで悩んでいらっしゃる営業の方、士業やコンサルの先生方、正直かなり多いです。
そんな悩みをお持ちの方にお役に立てる内容です。
それでは、本題に入る前にちょっと考えて欲しいのですが…
現在販売しているサービスや商材に何も手を加えず、たった数分の作業で単価を上げるにはどうすればよいでしょうか?
そんな方法あるのって言われそうですが、実際に成功事例もあります。
答えはこれです。
無料のサービスを有料化する
こうやって書くと当然のように見えますが…
商材やサービスの料金を再度見直して下さい。
契約を獲得するために無料でいろいろ引き受けていませんか?
これは、特に士業やコンサルの先生に当てはまります。
まず、商品やサービスの料金表が無いというのは言語道断です。
万が一、きちんとした料金表が無いという士業やコンサルの先生がいらっしゃったら早急に作って下さい。
「値決めは経営」
稲盛さんの言葉です。今回の内容にまさしく当てはまる言葉です。残念なことですが、この商売感覚が苦手な先生方、非常に多いです。営業の方も、売れる営業と売れない営業の差はココだと言っても過言では無いくらい大切なことです。
具体的には、無料で引き受けていたことにもきちんと料金をつけて下さい。
料金がかかるということは、なんでその料金がかかるのかをお客様にきちんと説明することが必要になります。且つ、納得してもらわなければなりません。
そこができないので、無料で引き受けてしまうのです。
お客様に高いと言われても構いません。
それどころか「高い」と言われて下さい。
僕は言われて欲しいと思っています。
実際に単価が上がった成功事例のお話です。
月額課金のサービスを展開していたのですが、シェア拡大の為に無料のプランを打ち出すことになりました。ただ、費用をかけられないので、商品には一切手を加えずに料金プランだけを変更しました。
基本料金は無料にし、それまで無料で提供していたサービスを有料にしたのです。
結果は、契約数は正直横ばいで単価が上がりました。単価に関しては130%UPです。
基本料金だけで良いというお客様もいますが、オプションで有料のサービスを申し込んで頂くお客様の方が多かったのです。
いわゆる、某フランチャイズチェーンの「ポテトも一緒にいかがですか?」効果です。
契約数は横ばいで単価が上がるという今回の事例ですが、料金を下げるという戦略はとかく上手くいかないのだという事例でもあります。
今回の内容は、スモールビジネスで成功するための大切な要因です。
ぜひ、参考にして下さい。
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